[商品タイトル]
豊野中学校・パッシングオフェンスの形成
〜ディフェンスが対応できない多段階攻撃ドリル〜
■指導・解説:田中 英夫(春日部市立豊野中学校バスケットボール部監督)
■実技協力:豊野中学校女子バスケットボール部
ところ狭しと行われる練習、短い練習時間……全中で2連覇という偉業を達成した豊野中学校も、他の公立中学校と環境面で大きな差はありません。それでも重厚なパッシングオフェンスができる理由は、田中監督が指導する「タイミングドリル」にありました。
タイミングドリルは、スクリーンやカッティングを使いながら、シンプルな攻撃を積み重ね、一貫した流れの中で得点を奪うことを狙います。動きが理解しやすいのでどんなレベルのチームに落とし込みやすく、豊野中学校が毎日行っているとだけあってその効果も確かです。
ただし、このドリルをただの「多段階のセットオフェンス」で終わらせないのが豊野の強さの秘訣です。田中監督はドリルで動きづくりをするときから「Defを想定」して行うことを徹底させます。そのように行うことで、型にはまりすぎず、相手の隙を見つけてゴールを狙っていく習慣をつけさせるのです。そこまで徹底させることで、このドリルが「Defが対応できない」厚みのある攻撃へと進化します。
このドリルを身につけることで、チームのレベルにかかわらず、着実に得点力をつけることができます。全中2連覇の指導力をぜひご覧ください。
[第1巻収録内容]
豊野中学校の特徴でもある「力強いパス」を意識したドリルから、ボールサイドで段階的に攻撃をつくるドリル、そしてハーフコート全体で相手を攻め続けるドリルへ発展していきます。
■イントロダクション
■パス&シュート
パスを遠くまで飛ばす力を鍛えるドリルや豊野の武器「転がしパス」の基礎を身につけます。
・2メンシュートから対角線パス
・転がしパスから直角ポスト
■3人のタイミングドリル
ハーフコートのストロングサイド側3人で攻め込むドリルを紹介します。
・UCLA
・直角ポスト
・バックドア
・シザース
・バックスクリーン
・ダブルスクリーン
■5人のタイミングドリル
ウィークサイド側の2人も合わせて、ハーフコート全体を使って段階的に攻め込むドリルを紹介します。
・1on1
・ハイポストのあわせ
・ビッグコーナーのあわせ
(74分)
2017.10