■指導・解説:樋渡 真(秋田県立湯沢翔北高等学校 女子バスケットボール部 監督)
■実技・解説:秋田県立湯沢翔北高等学校女子バスケットボール部
個人がチームを助け、チームが個人を助ける!
2019年に東北高等学校バスケットボール選手権大会で優勝を果たした秋田県立湯沢翔北高等学校。近年、限られた環境の中でも、実績を積み重ねて来ています。今回は、樋渡監督がこだわる「ディフェンス」をテーマに、日々取り組んでいる練習を紹介して頂きました。個人、そしてチームでマンツーマンディフェンスのレベルを高めるためのポイントが満載です。
「実力養成」と「実力発揮」の両面を盛り込んだドリルと実戦練習
また、日々の練習を構成する上で重要視されているのが、「実力養成と実力発揮の両面を盛り込むこと」と「“ことば”と“イメージ”をリンクさせる」こと。ここで紹介するメニューは、目的・狙いを明確にし、その練習によって目指すゴールが分かりやすく組み立てられています。更に、選手に伝わりやすいように投げかけられる樋渡監督の伝え方も、ぜひご覧いただきたいポイントです。
限られた環境、戦力の中で勝負するためには、いかに練習の成果を実戦で発揮できるかが重要になります。本作では、どんな環境においても「実力を身に付けること」と「実力を発揮すること」を両立する指導のヒントが詰まった作品です。

▲意識する3つのポイント
≪収録内容≫
相手ユーザーやスクリナーのタイプごとに、スクリーンの守り方を紹介していきます。ビジョンとポジションを意識して、チームで連動しながら、相手の得意なプレーを消すための手段が学べます。後半部分では、ディフェンスの土台となる基本動作の習得を目指したメニューも紹介。基礎を積み上げて、どんな相手にも対応できるディフェンスを構築していきます。
■イントロダクション
■オンボール・スクリーン(ピック)
バスケの主流な戦術となるピック&ロールに対して、相手のユーザーやスクリナーの長所をチーム全体で消して、自由に攻撃させないための対応法を紹介します。
・ドライブが得意なユーザーに対して
・3Pシュートが得意なユーザーに対して
・インサイドのダイブやポストアップが強力なスクリナーに対して
・ポップアウトからのシュートが得意なスクリナーに対して
■オフボール・スクリーン
オフボールのスクリーンに対して守り方を紹介。視野を広く保ち味方との距離感を意識しながら、相手の動きに対応する力を養います。
・アウェー・スクリーン/ダウン・スクリーンに対して
・フレア・スクリーンに対して
■湯沢翔北を支える基本動作
いい動作を身につけることで、良いパフォーマンスをすることが可能になります。ここでは、樋渡先生がこだわる脚力と体全体の連動性を意識したメニューを紹介します。
(66分)
2020.7