新チームでのスタート!「ウォーミングアップ」を見直す
2016.09.15 14:53

新チームのスタート時期はこれまで以上に選手もコーチも気合が入っていることでしょう。この時期は、練習を見直すことのできる大きなチャンスでもあります。そこで今回は「ウォーミングアップ」を見直し、有効なトレーニングに変える方法をご紹介します。
試合の状況に近いドリルでウォーミングアップをする
練習開始時にストレッチなどで軽く体を動かしすチームは多いと思いますが、この時間も有効なトレーニングと考え練習の最初にスキルとファンダメンタルを鍛えるという方法です。ポイントは3つ。
- 繰り返しが重要
- バスケットボール特有の動きに焦点を当てる
- ファンダメンタルが第一
- 1. 繰り返しが重要
ドリルを行う際に最も大切な点です。様々なドリルを如何に完璧に行うかを説明するより、反復練習でそのドリルを完璧に自分のものにさせることに注力する方がずっと重要です。成功した時のシュートの感覚、ドリブルの弾み、パスの動きに関わる筋肉とメンタルの記憶が鍛えられます。最初はドリルをうまくこなすことは出来なくても、繰り返しによって学習効果が高まることでしょう。
- 2. バスケットボール特有の動きに焦点を当てる
直接バスケに関わりのない動きではなく、勝つために必要な動きを正確に行います。単調な往復スプリントや、足をほぐすためのランニングよりも、バスケットらしいドリルを行う方が、選手も楽しみながら積極的に練習に取り組めるはずです。
- 3.ファンダメンタルが第一
ジュニア期の選手は成長途中にあることを念頭において考えましょう。選手たちは高いレベルのプレーに練習時間を割かずとも、たった1つのプレーで賢くなることが出来ます。
「勝利のための46のウォーミングアップ」では、心拍数を上げるのと同時にプレーヤーが成長・成熟するのに必要な基本的スキルを身に付けることが出来るドリルを紹介しています。
ウォーミングアップドリルと聞くと体をほぐしたり温めたり、あくまでも「練習前」の準備と考えがちです。このドリルでは、「有酸素運動」「ディフェンス」「ドリブル」「レイアップ」「パッシング」「リバウンド」「シューティング」と、充実した内容をご紹介しています。ぜひこの時期にウォーミングアップの存在を見直してみましょう!