冬季のケガを予防しよう!
2016.10.28 13:10

気温の低い冬の時期はケガのリスクが高くなる時期でもあります。選手がケガをしてしまうと練習や試合に参加できず、身体だけではなく精神的にも負担になってしまいます。
今回は冬季にケガが増える原因とその予防策について特集します。
ケガのリスクが高まる要因と注意点
「ウォーミングアップでケガを防ぐ」ということは誰もが知っている常識といえます。それでは、具体的にどんなケガのリスクがあって、どんなことの注意が必要なのでしょうか。ポイントは2つです。
- 急激な温度差
- 身体が硬くなってしまうこと
- 1. 気温差
この時期は暖房を使用する室内と屋外では大きな温度差があります。急激な気温差で血圧が大きく変動すると、心臓や脳にも負担をかけてしまいます。「ヒートショック」という言葉が広く使われるようになっていますが、スポーツ指導の現場でも注意が必要です。
【予防法】 急激な気温差をなくす
練習を始める前に部屋の暖房を止めたり、設定温度を調整して寒さに身体をならすことで負担を軽減できます。
練習を始める前に部屋の暖房を止めたり、設定温度を調整して寒さに身体をならすことで負担を軽減できます。
- 2. 身体が硬くなる
気温が下がる冬の時期は 筋肉や関節が硬くなりやすく、このままの状態で急激なトレーニングを行うと肉離れや捻挫を起こす可能性があります。
【予防法】 身体をしっかりと温める
寒さで身体が硬くなると血流も悪くなります。筋肉と関節をウォーミングアップでしっかりとほぐして血流を改善するとことで、身体も温まってきます。
寒さで身体が硬くなると血流も悪くなります。筋肉と関節をウォーミングアップでしっかりとほぐして血流を改善するとことで、身体も温まってきます。
おすすめのウォーミングアップ・ドリル
「勝利のための46のウォーミングアップ」は、有酸素ドリルからスタートします。ボールを使わないウォーミングアップで心拍数を上げ、次の練習に向けて準備をします。
「股関節の柔軟性を高める」ドリルでは、普段はあまり注目される部位ではないけれど実はとても重要な関節を、簡単なエクササイズで柔軟性を高めます。身体の中心をほぐすことで全身がより動きやすくなります。
少しの工夫でリスクは減らすことができます。寒くなり始めたこの時期から対策を始めてみましょう。
少しの工夫でリスクは減らすことができます。寒くなり始めたこの時期から対策を始めてみましょう。