ターンオーバーを減らす
2017.12.13 00:00

WEB限定コラム
文:マイケル・オースティン
Michael Austin
バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長
バスケットの経験があまりないチームを率いているコーチもいることだろう。それはつまり、たくさんのターンオーバーに悩んでいる、ということを意味する。
本誌が刊行された当初、カリフォルニア工科大学男子チームヘッドコーチ、オリバー・エスリンガーは、あるシーズンの、彼のチームの平均ターンオーバー回数が約25回であったと書いた。翌年、そのチームは1試合あたり14にまでその数を減らした。これは大学の平均的な数字だ。
彼は一体、どうやったのだろうか?
彼は、プレーヤーのミスに対して、激しく非難することをしなかった。
「ターンオーバーが良くないということは、プレーヤーもわかっている。それに対して彼らがどう反応するのかが、最大のポイントなのだ。若いプレーヤーに、間違った意志決定や行動に対してどう反応するか、を教えるだけでなく、そのシナリオに対する自分の反応を気づかせることが重要なのだ」エスリンガーはそう書いた。
ターンオーバー後、すぐ「どうした!ボールを追いかけろ!」と叫ぶコーチは、感情に支配されやすい。それによって、身体的そして精神的にプレーヤーの気を散らせてしまう。
またエスリンガーは、ターンオーバーを制限するための、素晴らしいドリルを2つ提供してくれている(日本語版第2号に掲載)。

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