ルールの変更が得点に拍車をかける
2018.03.28 00:00

WEB限定コラム
文:マイケル・オースティン
Michael Austin
バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長
大学ルールの更新がうまくいっているかどうかを確認するのは良いことだ。なぜなら、多くの場合、高校やそれ以下に伝わっていくからだ。
2015-2016シーズン、大学男子バスケットボールはルールを変更した。ショットクロックは35秒から30秒に。そして、審判には身体的な衝突を減らす判定を行うこと、コートの中でプレーヤーがもっと自由に動き回れるようにすることを指示した。
今のところ、うまくいっている。12月17日に発表されたレポートによると、昨年の同じ時期と比較すると、1チーム当たりのスコアは5ポイント以上上昇したとのことだ。1チーム当たりのシュート数は4本以上、ポゼッション数は4以上であった。フィールドゴールの割合も0.46%上昇した。コールされたファウル数も同じく上昇した。
だが、昨年と比べると1.42の上昇だ。つまり、ゲームに影響を与えるコールはなかったことを意味する。大学レベルで変更されたショットクロック、ポジティブサインをまだ使っていない高校レベルでも、フィールドゴールの確率が上昇した。
それはつまり、シュートまでの時間が短いことが、ミスシュートに結びつくというわけではないことを意味している。時期尚早であり、今後状況が変わる可能性はある。私はこの件に注目し続け、また成り行きを報告したい。
レビューを書く