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ショットクロックについて、もっと議論しよう

2017.02.08 00:00
QUICKHITTER_17

WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


 以前私は、高校には全米で統一されたショットクロックルールが必要だというコラムを書いた。なぜなら、ディフェンスが得意なチームはそこから恩恵を受けられるからだ。ショットクロックは、試合の後半でチームをハードにプレーさせる。ショットクロックがなかったら、プレーヤーは、ファウルを取られるのをただ待つだけになる。

 メリーランド州のある高校のバスケットボールコーチで、35年以上のキャリアのあるダン・ヒューインズは異議を唱える。

「バスケットボールとは、戦略が付き物のスポーツだ。映画をワクワクさせるようなものではない。高校生のバスケットボールの素晴らしさは、プレーヤーのレベルにあったプレーや、試合ができる点だ。ショットクロックを取り入れれば現状のゲーム性が薄くなり、早く動けて、技術の高いチームだけが得をすることになる」

 ヒューインズは、スタンドのファンを楽しませるためだけにショットクロックを導入するのは、理由として十分ではないと言う。彼は、この件に関してディベートするのは良い事で、議論したいと望んでいる。このディベートは、どこに落ち着くのだろうか?


最近のバスケットボールは、スピードが非常に速い。遅いといわれているチームでもトランジションはオフェンすの重要なパートである。
―ジャスティン・デューク

~「トランジションドリル」 より~

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