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プレーヤーに「~してはいけない」と言ってはいけない

2016.06.02 04:25

WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:ビル・コスト Bill Coste

オレゴン州ブランシェット高校 男子チームヘッドコーチ

(編集部注:コスト氏に許可を得て、彼の著書である「Basketball Plays, Tricks and Gimmicks」から転載。)


 プレーヤーに「~してはいけない」と言えば、今後、彼らが何かしようとした場合に、コーチの「いけない」という言葉がよみがえる。それはネガティブな発想を生み出し、行動制限に結びついてしまう。

 例として、ボールを保持し、時間消化している場面で、タイムアウトを取った場面。最も言ってはいけないことは、「ボールをパスしちゃだめだ」とか、もっと悪いのは「この試合に負ける唯一の方法は、パスを急いでパスすることだ」などの、ネガティブな発言だ。

「トミー、君は我々をこの試合で負けさせるつもりかい?もう、これ以上、変なパスを投げるな!」などと、個人的に非難するのは最悪である。

 反対に、「良いパスを出そう。相手のパスを乱すために、プレッシャーを掛けよう」などのポジティブな声かけはプレーヤーの心に響き、ずっと建設的である。


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