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ネガティブでいるのはもうやめよう

2018.10.24 00:00

WEB限定コラム

文:マイケル・オースティン
Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


10代のアスリートは意外に忙しい。彼らの生活のスケジュールは分刻みだ。彼らは多忙で様々なことをこなしている。彼らが1分でも動きを止めようものなら、怠けていると思われてしまう。それは我々が彼らに押し付けた負担である。だが、彼らが逃げる場所が1つだけある。それは、あなたの練習だ。


スポーツの現場では、チームメイトと上手く付き合える手助けをしたり、彼らの技能を向上させられる「安らぎの場所」を彼らに提供できるだろう。


練習には保護者もいない。練習の間は、携帯電話をいじる者もいない。彼らの練習に立ち会って指導しているのは、コーチであるあなた、あなたのスタッフだけである。プレーヤーが学校の授業や宿題で気を散らさずにいられる唯一の時間だから、プレーヤーと過ごすこの時間を大切にしてほしい。彼らが望むなら、練習時間以外でも、できるだけ多く体育館を開けて、プレーヤーに練習場所を提供しよう。


しかしながら、バスケットボールが大好きな10代であっても、サボりたくなることもあるだろう。たくさんの自由時間が長期休暇の時期は、特にそうだろう。そうなると、ネガティブな事柄に影響を受ける時間が増えるということだ。コーチは、プレーヤーが日常生活で直面する苦難や、彼らが乗り越えなければならない障壁を取り去ることはできない。いや、そうすべきではないのだ。だが、コーチとして、そして立派な大人として、あなたは彼らに良い影響を与える能力を有している。


なぜ彼らがあなたのチームの中で重要なメンバーなのか、そしてバスケットボールに打ち込むことがすばらしいのか、それを彼らに伝えてほしい。そうすれば、彼らは自信と希望を持って、このすばらしい時間を共有できる。

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