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1ショット、1ディフェンスミス、1タイトル

2018.12.26 00:00
1ショット、1ディフェンスミス、1タイトル

WEB限定コラム

文:マイケル・オースティン
Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


男子ナショナルチャンピオンシップは、私が今までの人生の中で観た素晴らしい試合の1つであった。抜きつ抜かれつの展開。残り時間5秒で、両チームとも3ポイントシュートを狙っているほど緊迫していた。


私は、バスケットボールというスポーツのすごさに対して畏怖の念を抱いている。ビラノバ大学のジェイ・ライトは、完璧なプレーを演出した。皆さんも今までに何度も観たことがあるだろう。彼はポイントガードにドリブルでバスケットまで近づかせ、トレーラーにピッチバックさせた。


相手のノースカロライナ大学が、トレーラーのクリス・ジェンキンスの存在を忘れていたということが、私を驚かせた。残り時間4.7秒、ボールにプレッシャーがかかる。ノースカロライナ大学にとって、コートの逆エンドの3ポイントラインのインサイドに3人のディフェンダーがいる必要はなかった。1人のディフェンダーが、バスケット付近のレーン内に立っていただけだった。そして誰のこともガードしていなかった。誰かが、ジェンキンスをガードしておくべきだった。彼は能力のあるシューターなのだ。


シーズンの結末が、素晴らしいプレー、ディフェンダーの判断ミス、そして素晴らしいシュートであったことは、驚くべきことだ。ここから学び、試合終盤のディフェンスプレーに役立てよう。

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