カルチャーを作るための21のアイデア

WEB限定コラム
文:マイケル・オースティン
Michael Austin
デイヴ・ソーソンはミネアポリスのデラサール大学男子チームのヘッドコーチとして、21回目のシーズンを迎えている。彼は約500の勝利、18のカンファレンスタイトル獲得、そしてチャンピオンシップで第7位の成績を収めている。
彼はこの素晴らしい成功は、チーム内のカルチャーによるものだ、と言う。「我々のチームは人間関係が基本になっている」とソーソンは説明する。
「これは強制的なやり方ではないんだ。コミュニケーションが必要になってくるんだ。コーチはプレーヤーのことをよく知っていなければならない。そうすれば彼らは、コーチが彼らのことを大事に思ってくれるとわかるのさ」
彼は、デラサール大学のバスケット・カルチャーについてどう思っているかを、プレーヤー達に尋ねることで、多くを学んだという。以下に、バスケットボール部のカルチャーをつくる21のファクターを紹介する。
1.試合よりも練習をハードに行うこと
2.練習のゴールは「完璧」であること
3.キーとなるのはコミュニケーションである
4.コミュニケーションはスキルの1つとみなされる
5.練習の中で毎日繰り返そう
6.より優秀なプレーヤーになれるよう、懸命に努力しよう
7.無私無欲であれ
8.第一印象を作るのに2回目は絶対にない
9.コーチが何を期待しているか、プレーヤーは全員わかっている
10.チームが一丸となれば、もっと勝利を収められる
11.チーム一丸となれば、我々1人1人よりも、強い存在となれる。
12.より強くなるために、チームの伝統からヒントを得よう
13.ミーティング、ビデオ、ドリル、ウォーミングアップなど、どんなことにも目的を持とう。そしてその目的をシェアしよう
14.1人では達成できない
15.アシスタントコーチ(忠誠心のある者)と元OB(プレーヤーの考え方を明確に説明できる者)の協力を得よう
16.積極性と現実。コミュニケーションを取るのは面倒な時もある。だが、それこそが物事を現実的に保つ
17.プレーヤーはチームや試合に対して情熱を持っている。彼らの持つ強さや決断力は、彼らのヘッドコーチの姿から得たものだ
18.我々が定義するタフネスとは、常に100%の力を出してプレーすることだ。誰もが1番になることを狙い、50/50ボール(ルーズボール)を勝ち取ることだ
19.我々には「ウィニングプレー」のコンセプトがある。それは、チャンピオンシップゲームで勝敗を決める5つのプレー/ポゼッションである
20.我々は家庭のような雰囲気を作っている。それが、卒業生がチームに戻ってくる理由だ
21.自分自身よりも大きな何かの一部になろう。目的を持とう
22.君には、我々の勝利の伝統を存続させる責任がある
23.卒業生を練習に連れてきて、彼らを関わらせ続けよう。24.OBの成功話を、今のチームに話して聞かせよう
24.すべてに「一流」の雰囲気を出そう
25.あたかもカレッジチームのようなハイレベルでプレーしているかのように、毎日の練習をセッティングしよう
プレーヤー全員に、チームのカルチャーを信じさせよう。そうすれば、チームのカルチャーづくりは成功するだろう。
レビューを書く