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カルチャーを作るための21のアイデア

2019.01.23 00:00

WEB限定コラム

文:マイケル・オースティン
Michael Austin

デイヴ・ソーソンはミネアポリスのデラサール大学男子チームのヘッドコーチとして、21回目のシーズンを迎えている。彼は約500の勝利、18のカンファレンスタイトル獲得、そしてチャンピオンシップで第7位の成績を収めている。

彼はこの素晴らしい成功は、チーム内のカルチャーによるものだ、と言う。「我々のチームは人間関係が基本になっている」とソーソンは説明する。

「これは強制的なやり方ではないんだ。コミュニケーションが必要になってくるんだ。コーチはプレーヤーのことをよく知っていなければならない。そうすれば彼らは、コーチが彼らのことを大事に思ってくれるとわかるのさ」

彼は、デラサール大学のバスケット・カルチャーについてどう思っているかを、プレーヤー達に尋ねることで、多くを学んだという。以下に、バスケットボール部のカルチャーをつくる21のファクターを紹介する。

 


1.試合よりも練習をハードに行うこと

2.練習のゴールは「完璧」であること

3.キーとなるのはコミュニケーションである

4.コミュニケーションはスキルの1つとみなされる

5.練習の中で毎日繰り返そう

6.より優秀なプレーヤーになれるよう、懸命に努力しよう

7.無私無欲であれ

8.第一印象を作るのに2回目は絶対にない

9.コーチが何を期待しているか、プレーヤーは全員わかっている

10.チームが一丸となれば、もっと勝利を収められる

11.チーム一丸となれば、我々1人1人よりも、強い存在となれる。

12.より強くなるために、チームの伝統からヒントを得よう

13.ミーティング、ビデオ、ドリル、ウォーミングアップなど、どんなことにも目的を持とう。そしてその目的をシェアしよう

14.1人では達成できない

15.アシスタントコーチ(忠誠心のある者)と元OB(プレーヤーの考え方を明確に説明できる者)の協力を得よう

16.積極性と現実。コミュニケーションを取るのは面倒な時もある。だが、それこそが物事を現実的に保つ

17.プレーヤーはチームや試合に対して情熱を持っている。彼らの持つ強さや決断力は、彼らのヘッドコーチの姿から得たものだ

18.我々が定義するタフネスとは、常に100%の力を出してプレーすることだ。誰もが1番になることを狙い、50/50ボール(ルーズボール)を勝ち取ることだ

19.我々には「ウィニングプレー」のコンセプトがある。それは、チャンピオンシップゲームで勝敗を決める5つのプレー/ポゼッションである

20.我々は家庭のような雰囲気を作っている。それが、卒業生がチームに戻ってくる理由だ

21.自分自身よりも大きな何かの一部になろう。目的を持とう

22.君には、我々の勝利の伝統を存続させる責任がある

23.卒業生を練習に連れてきて、彼らを関わらせ続けよう。24.OBの成功話を、今のチームに話して聞かせよう

24.すべてに「一流」の雰囲気を出そう

25.あたかもカレッジチームのようなハイレベルでプレーしているかのように、毎日の練習をセッティングしよう

プレーヤー全員に、チームのカルチャーを信じさせよう。そうすれば、チームのカルチャーづくりは成功するだろう。


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