ネガティブサインを察知せよ

WEB限定コラム
文:マイケル・オースティン
Michael Austin
シーズン開始時、ほとんどのプレーヤーは自信を持って臨む。彼らがオフシーズンに十分準備していれば、練習や試合で自分のプレーを見せびらかしたくなるだろう。
だが、あなたは前にも経験したことがあるだろう。シュートの名手が、シーズン開始時に、スランプに陥ることが。シューターはどんなシュートも決められなくなり、自信を喪失する。スランプが長く続けば、そのプレーヤーとチームのシーズンに大きな影響を与えることなる。
「前かがみになった姿勢、足を引きずって歩く、アイコンタクトを取らない、などは自信を失っているサイン…」
あなたは自信を喪失しているかもしれないプレーヤーの兆候に目を光らせ、そして彼らをサポートし、スランプから脱出する方法を見つけ出す必要がある。オレゴン州ポートランドにあるスポーツ・サイコロジー・インスティチュート・ノースウェストのディレクターであるブライナン・バクスターは、コーチはすぐにそのような危険信号に気づかなければならない、と言う。
「努力の程度、ボディーランゲージ、そしてコミュニケーションは、自信を示す3つのインディケーター(指標)です。自信を喪失したプレーヤーは大声でコミュニケーションしなくなります。自分の殻に閉じこもってしまうからです。これは努力の程度を急降下させます。たとえば、ボールを追いかけるために素早く動かなくなる、あるいはバスケットに近づかなくなる、などです」とバクスターは言う。
「前かがみになった姿勢、足を引きずって歩く、アイコンタクトを取らない、などは、自信を失っているサインです」
プレーヤーが試合でのパフォーマンスに影響を与えるほど精神的に苦しんでいることを理解した後は、プレーヤーに何を言うべきかではなく、プレーヤーと、どう話すのかを考えたほうがよい、と言う。
「何を言うかではなく、どう言うかが重要なのです。プレーヤーがプレッシャーやストレスを感じているなら、コーチは冷静に落ち着いたトーンでボディーランゲージを交えて彼らと話をしなくてはならないのです」
「【失敗するな】や【パニックを起こすな】などのネガティブな言葉ではなく、【最後までやり通そう】とか【リラックスしてシュートを続けよう】などの言葉に置き換えるべきです」
スランプを打破しようと、能力以上に背伸びしているプレーヤーに目を光らせ続けよう。
物事をシンプルに考え、プレーヤーが自信を取り戻す手助けをしよう、とバクスターは言う。
「自信は大抵の場合、自分の集中力を単純にすることで回復できるのです。そしてそれはそのプロセスを含むのです」
「スランプに陥っているアスリートは、やり過ぎてしまうのです。スランプから抜け出そうと、かなり無理をしてしまうのです。そして、ネガティブな面に集中しすぎてしまうのです。
基本に戻ることは、アスリート自身が自分をコントロールしている実感を与えるために、ものすごく役立ちます」
プレーヤーがスランプから抜け出し始めると、努力レベルが上がってくる。シューターは今、どのリバウンドも追いかけ、ボールを取ろうと、素早く動いている。チームメイトともコミュニケーションを取り続け、ボディーランゲージを誇示している。
「試合や練習の行方にかかわらず、自信に満ちたボディーランゲージ、ポジティブなコミュニケーション、そして良好なアイコンタクトなどの、全てのプレーヤーに期待されている行動をさせよう」とバクスターは言う。
このようなコントロール可能な事柄にプレーヤーを集中させることで、彼らはスランプを最小限に抑えることができる。
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