文：マイケル・オースティンMichael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長

　コーチは、優秀だと思われている「スター」を、ベンチに座らせておくのを嫌がる。だが、中高生レベルのコーチは、NBAで、ジョシュ・スミスに訪れた境遇を手本とすべきだ。
　スミスのファウルが原因の全てではないが、5勝23敗という成績を鑑みて、デトロイト・ピストンズは、スミスを解雇した。その後、彼らは7連勝した。西部地区のライバルであるヒューストン・ロケッツは、スミスを雇った。彼の最初の5試合は2勝3敗で、スターティングメンバーから彼を外した。
　若年プレーヤーのコーチの仕事は、選手の成長を促し、チームを築き上げることだ。コーチの考え方に合わないプレーヤーがいたら、そのプレーヤーに指導する時間を多く取ってみよう。反抗したり、チームのカルチャーに馴染まないプレーヤーがいたら、スターティングメンバーからそのプレーヤーを外さなければならない。ピストンズの場合のように、たとえ、そのプレーヤーがベストな得点オプション（得点につながる最善策、得点王）であったとしてもだ。
　1人のプレーヤーに、全員の足を引っ張らせてはならない。他のプレーヤーから好かれていない、問題を起こすプレーヤーがいたら、ベンチに下げるべきだ。

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