文：マイケル・オースティンMichael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長

　読者の皆さんには、絶好のリマインダー（注意喚起）となるだろう。ニューイングランド・ペイトリオッツが、アメフトのスーパーボウルで勝利し、全米ナンバーワンとなった。それは、あらかじめ準備を整えていたからだ。もちろん、優勝にはたくさんのファクターが関与している。だがスーパーボウルにおいて、その試合のキープレーヤーは、ドラフト外契約の新人のコーナーバックだと予想していた。

　そのプレー（パスインターセプト）で一躍有名人となったマルコム・バトラーは、「試合終了間近、対戦相手のシアトル・シーホークスは、我々ペイトリオッツが何度も練習してきたゴールラインパスプレーを実行したんだ」と述べた。

　シーホークスがスーパーボウルで、そのプレーを遂行してくるのは、何%の確率だろうか？答えるのは、難しい。だがペイトオッツとバトラーは、それを予測して練習を行い、そのおかげで勝者となれた。あなたにとってそれは、対戦相手が時々見せる、ノーマークな状態でコーナーから3ポイントシュートを打つインバウンドプレーかもしれない。あるいは、ドリブルで、右よりも左に進むという、対戦相手の控えポイントガードの傾向かもしれない。

　研究し、備えてほしい。その一つプレーに対する備え方を、プレーヤーに教えよう。対戦相手はそのプレーを仕掛けてこないかもしれないが、それは、勝敗の分かれ道となり得る。

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