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ツイッター禁止がタイトル獲得に結びつく?

2016.12.28 00:00
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WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


 ジノ・アウリーマと彼のUCONN(コネチカット大学)チームは、女子のカレッジバスケットボール界で長い間、強豪として君臨している。4年前アウリーマは、シーズン中、プレーヤーに「ツイッターの禁止」を強要した。ツイッターの禁止以来、チームは毎年ファイナルフォーに進出し、タイトルを3つ獲得した。
 もちろん、ツイッターの禁止とUCONNの競技成績に直接の関係はない。だが、アウリーマが、ベスト・バスケットボールコーチの1人であるのには、明確な理由がある。彼は、このような気を散らせる小さな要素を取り除き、チームを1つにする方法を知っているのだ。
 以前、ニューヨーク・タイムズに素晴らしい記事が掲載された。そこには、UCONNのプレーヤーは、チームで食事をしている間は携帯電話の使用を許されない。そして、「端末操作禁止」の日を設けたので、プレーヤーはお互いに交流せざるを得なくなったことなどが紹介されていた。これが、レベルの高いチームに効果があったのなら、あなたのチームにも、間違いなく効果が出る。
 次のシーズンでは、気を散らせるものをどうやって取り除くべきか、そして、SNSなどの禁止があなたのプログラムに役立つかどうか、オフシーズン中に考えてほしい。


●コミュニケーションの在り方
今回のQUICK HITTERでは具体例としてツイッターを取り上げていますが、根底にあるテーマは「コミュニケーション」です。SNSやスマートフォンがあたりまえの存在になったとしても、コミュニケーションを取ろうという姿勢が大事だということは、以前と少しも変わってはいないのです。

コミュニケーションを取ると、ミスは減少する。
―パット・サミット(女子カレッジバスケットボール界で歴代1位、1,098勝を挙げた名将)

~違いを生み出すチームマネジメント130 より~

チームコミュニケーション方法の参考に!

違いを生み出すチームマネジメント130

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