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ドリルを実施したことがなくても、国内でトップ

2017.03.22 00:00
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WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


 ジョージア州エマニュエルカレッジ男子チームヘッドコーチのT.J.ローゼンは、数ヶ月前、シアトルでのポイントガードクリニックにおいて、興味深い出来事をシェアした。
「数年前、我々はリバウンドで国内トップだった。だが、リバウンドのドリルは一度も実施したことがなかった。我々は、ただ、プレーヤーにボールを追いかけさせただけなのだ」と、ローゼンは言った。
 ボールを追いかけた結果、彼のチームのポイントガードは、1試合当たりのリバウンドの平均が、その年9.7だと述べた。
「私は、ピックアップゲーム(チーム内で行う簡単な練習試合)で、彼がボールを追いかけている姿を見た。私は、彼にボックスアウトを指示した。その結果、彼のリバウンド数は50%アップした」
 皆さんの練習計画に、何も考えずに単にドリルを追加する前に、このことを思い出してほしい。自分のチームをよく知ろう。ローゼンは言う。リバウンドだけ強いチームだったら、彼は間違いなく、ボックスアウトドリルを使うだろうと。勝利するためには、プレーヤーを適材適所で使うこと、そして、彼らをどこに配置するのかが重要なのだ。

リズミカルなシュートを決めるためにコートをオープンにし、プレーヤーを走らせる。このドリルには、長く正確なパスとボックスアウトの練習も組み込まれている。

~バスケットボール・コーチウィークリー 第24号 より~

パッシング、ボックスアウト、スプリントのドリル

BCW日本語版 第24号

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