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プレーの拒絶

2017.05.10 00:00
QUICKHITTER_23

WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


シカゴ・ブルズとの対戦、残り時間1.5秒で、クレーブランド・キャバリアーズのヘッドコーチ、デヴィッド・ブラットは、あるプレーを実施しようとした。それは、世界のスーパースター、レブロン・ジェームスにアウトオブバウンズをさせるものだった。しかし、この試合での最後のプレーは、ジェームスのためのものではなかった。彼にとって、これは、納得できるものではなかった。

だから、彼はプレーを変更した。彼は、ブラットにボールを自分に回すように、そして、彼の前に誰も立たないように伝えた。彼は、自分がアウトオブバウンズパスをもらうしか、勝利への道はないと言った。

それはうまくいった。インバウンドパスはジェームスに渡り、彼はコーナーから驚異的なシュートを放った。キャバリアーズはこの試合と、最終的にはシリーズにも勝利した。

あなたがレブロン・ジェームスに指導することはないだろうが、あなたのチームのベストプレーヤーが、試合終盤で彼のように指示を拒絶したらどうだろうか?みなさんなら、どうするだろうか?このような状況、あるいは、似たような状況が起こったことはあるだろうか?

あなたのベストプレーヤーは、プレーを変える自由があるのだろうか?あるいは、コーチ自身が最終的な意思決定を行うのだろうか?この件に関するあなたの意見をいただきたい。

コーチはバスケットボールに関してプレーヤーが最も信頼する存在でなければならない。

両親、親戚、友人は、善意からプレーヤーにアドバイスをしようとする。それらの人々の声を丁寧に除外し、コーチの指示にのみ集中できることも、メンタルタフネスの一部である。これはコーチにとって微妙な問題であるが、コーチの声に集中すべき理由は二つだ。

~メンタルタフネス より~

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