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ルールブックの確認をアシスタントに割り当てよう

2017.07.26 00:00
QUICKHITTER_28

WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


他のスポーツを見ることで学べる教訓を1つ紹介しよう。NFL(アメリカンフットボールのプロリーグ)の試合から。シアトル・シーホークスのK.J.ライトが、こぼれ球を故意にエンドゾーンに押し出す 「イリーガルバット」 の反則を犯し、タッチバックが成立した。ルールでは、プレーヤーは故意にこぼれ球を押し出してはいけない、と決められている。ライトは、そのルールを知らなかったと後から述べている。

 

フィールド上では、他の誰もがそのルールを知らないというように見えた。それはコーチの意に反したプレーではなかったが、デトロイト・ライオンズのコーチングスタッフがそのルールを理解していれば、その後、ライオンズは逆転のチャンスがあったかもしれない。

 

同じことは、あなたにも当てはまる。ヘッドコーチは、プレーヤーのことを知るのに忙しい。練習スケジュールを頭に詰め込んだり、目前の試合のために幾多の準備に追われる。毎年のように改訂されるルールブックを読む時間を取れないのであれば、アシスタントにこの役割を振り分けるのも1つの方法だ。これによりスタッフのメンバーからの信頼が得られるし、あなたは今すぐに他の仕事に集中することが可能になる。

アシスタントコーチ、プレーヤー、マネージャー。彼らに役割を与え、その役割を生産的なものにし続ける

違いを生み出すチームマネジメント130

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