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パーソンファーストの考え方で指導しよう

2017.09.13 00:00
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WEB限定コラム【QUICK HITTER】 バスケットボール・コーチングのあれこれを配信!

文:マイケル・オースティン Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


テオ・ファンダーマンがアイオワ州レッドオーク高校の男子チームを引き継いだ数年前、彼は夏に開かれた最初のチームミーティングで、彼が期待していることをプレーヤー全員に語った。

 

「私が皆さんに期待していることは、学業で良い成績を収めてくれることだ。学校ではもちろん、学校外やチーム内でも好ましい言動を見せてほしい。バスケットボール以外の毎日の生活の中で好ましい言動を心がけていれば、懸命に努力し、自己中心的にならず、互いに刺激し合うことになり、それは自然と素晴らしいチームワークに結びつくことになるだろう」

 

このような自分の考えを、彼はシーズンの練習開始前に保護者にも説明し、プレーヤーの生活態度や言動の教育に家庭でも手を貸してくれるよう、保護者に頼んだ。

 

「保護者には、”パーソン(一個人)”と“プレーヤー”の違いを重視してほしい。家庭での会話や、団欒時であっても素晴らしいチームメートになるための教育が必要だ。これがパーソンファーストの考え方である」

 

「何点取った?」あるいは「何分間試合に出場した?」と子供たちに聞くのは、プレーヤーファーストの考え方だ。もし我々が全ての面で、それがチーム外である家庭内であっても、自己中心的な振る舞いをしなければ、それは我々のチームのDNAにしっかりと刻まれるだろう。

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