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試合終了直前のクローズアウトを教えよう

2018.05.09 00:00
試合終了直前のクローズアウトを教えよう

WEB限定コラム

文:マイケル・オースティン
Michael Austin

バスケットボール・コーチウィークリー 英語版 編集長


 残り時間5.5秒、ジョージアサザン大学男子チームは、100対97でアパラチアン州立大学を追いかけていた。ジョージアサザン大学は、逆サイドのエンドからインバウンドを行った。


ジョージアサザン大学のマイク・ヒューズは、インバウンドし、スプリントし、イニシャルパスのレシーバーからバックパスを受け取り、10~12m離れたところからシュートを放った。だが、ヒューズがシューティングモーションに入った時、アパラチアン州立大学のプレーヤーが激しくクローズアウトした。そのままヒューズの体に当たり、審判はファウルをコールした。


素晴らしいことにこのシュートは入った。ヒューズはフリースローのチャンスをつくり、ジョージアサザン大学は奇跡的な4ポイントシュートを決め、勝利となった。アパラチアン州立大学のディフェンス計画がシュート前のファウルでないとすれば、コーチはシューターのディフェンス方法について、プレーヤーに伝えておくべきであった。


これは、練習で話しておくべきコーチングポイントである。ディフェンダーには両手を上げ、シューターとぶつからないように気をつける。10~12m離れたところからシュートを打たれてしまったら仕方がない。だが、バスケットに入らないような下手なシュートに手を出し、ファウルを取られたり、4ポイントを取られたりするようなことは、避けなければならない。

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