★「そうする」のではなく「そうなる」ように。試行錯誤のなかで選手が「つかむ」ために。
★バレーボールを難しくしている要素を取り払う!シンプルな身体の使い方が技術をつくる!
★初心者がうまくなるための方法ではなく“切り口”を伝授する!
■指導・解説:布村 忠弘(富山大学人間発達科学部 地域スポーツコース 教授)
◆布村忠弘(ぬのむらただひろ)プロフィール
福井県出身。スポーツドクター、アスレチックトレーナー。全日本、全日本ジュニア、全日本ユース各男女のチームドクターを務めた経験を持つ。現在は富山大学男子バレーボール部監督、KUROBEアクアフェアリーズのドクター兼トレーナーとして活動している。
■実技協力:富山県立大門高等学校 バレーボール部
皆さんはバレーボールを教えることを「難しい」と考えていないでしょうか。
初心者や動きにクセのある選手を指導する際に、細かくいろいろと教えすぎてはいないでしょうか。
指導者が難しく複雑に伝えるほど、選手は混乱して、バレーボールはさらに難しいものになってしまいます。
大事なのは、よりシンプルに、より簡単にできるように導くことではないでしょうか?
そこでこの作品では、
富山大学の布村教授が『動作の原理』を基にした、基本技術習得のための「導き方」を紹介しています。
“動き”を教えるとは、「どんな感じで体を使えば、結果的にいい動きになるのか」という感覚を選手につかんでもらうということです。
指導者は、選手が自ら感覚がつかめるよう「試行錯誤」をさせるのが役目であり、試行錯誤を難しくしている要素を取り除くことこそが求められるのです。
「ちゃんとやり方を説明して、その通りにやらせられないと指導者じゃない」なんていうことはありません。動作の原理さえ理解し、あとは“カッコよく”なっていればOK。この作品を見て、指導者もプレーヤーもずっと楽に「上達」を得られるようになっていきましょう!
872-1 オーバーハンドパスとスパイク導入編(71分)
バレーボールの基本動作でも特に難しい、オーバーハンドとスパイクの動きをつくります。細かい指示を出すのではなく「地面から力をもらう」「腕が勝手に振られる」「股関節で跳ぶ」などのキーワードを投げかけながら、選手が自らつかんでいくように指導していきます。
■イントロダクション
■クリニック
・オーバーハンドパス
・オーバーハンドパスの考え方
■クリニック
・スパイクスイング
■クリニック
・スパイクジャンプ
872-2 スパイク発展編(63分)
キャッチボールなどで作ったスイング動作を確認しながら、さらに発展したスキルについて解説していきます。ここで大切なのはクイックでもコース打ちでも、基本は「体幹の動きで腕は振られる」ということ。難しいことを簡単に行うためのコツを、試行錯誤のなかで見つけていきます。
■クリニック
・スパイクの基本
■クリニック
・スパイク コース打ち
■クリニック
・タオルスイング
・スパイク コース打ちの考え方
872-3 パスの方向転換とブロック(55分)
ゲームのなかで求められる「パスの方向転換」を練習していきます。方向転換の原理を理解し、どのように体を使えば無理なく正確にパスができるのかをつかんでいきます。ブロックでも跳び方や空中動作に着目し、徐々に実戦で使えるブロックの動きになるよう導いていきます。
■クリニック
・オーバーハンドパスの方向転換&トス
■クリニック
・アンダーハンドパスの方向転換
■クリニック
・ブロック
2015.02